よくビッグクワトロと呼ばれますが発表当時の車名はクアトロでした。日本に80クアトロと同じ時期に輸入されたため区別するためにそう呼ぶようになったらしいです。
その後、クワトロの名称は同社の4WDシステム名または4WD仕様車を指す語として使用頻度を広げたため、混乱を避けるためドイツではUr-クワトロという呼ばれるようになりました。(Ur-ウアという接頭辞はドイツ語で『オリジナル』の意。)
この車以前の4WDはパートタイムでした。センターデフがなかったために極端なアンダーステアでして。二輪では走破が困難な悪路を走るための機構でそういった時だけ使われるものでした。
それをアウディはハイパワーを効率よく路面に伝えるというコンセプトのもとフルタイム4WDを開発しました。この革新的駆動方式の優位性を世間に示すためにアウディはWRCという場を選びました。当時、WRCではハイパワーな後輪駆動が活躍していたからです。後輪駆動vs 4WDという図式の中、クワトロは驚異的な速さを見せあらゆる路面での安定した走りのための優位性を見せつけました。
これ以降WRCでは 4WDで無くしては勝利できないという流れが出来上がっていきました。
そんな時代の変革車がこのクワトロです。
このミニカーはヘッドライトが4灯に造形されています。これはデビュー当時のデザインで後期型で2灯のデザインに変更されました。
グリル周りのラインが汚いのでその辺りを整える、またモールドが甘いのでタガネなどで立て直すとよりシャープに見えると思います。
全体のプロポーションは僕の持つクワトロのイメージにあう良いものだと思います。
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