クリアパーツをクリアに

レストア中のHトラック。クリアパーツに傷がついてよろしくない状態。これを新品、いやいやそれ以上の状態にします。

こんな感じ。この辺りを綺麗に仕上げると見栄えが違います。このくらいの傷ならすぐに綺麗になります。

まず耐水ペーパーで磨いて表面の傷をとっていきます。とるというか全体的に平らにするというか。平面を出したいときはあて木などして使います。今回はシャープに角を出さない方向で考えていますので親指をあて木にしてやさしくこすっていきます。力は極力入れません。やさしく何回もこすります。時々ティッシュなどで水分を拭いて様子を見ながらこすっていきます。

はい。ここまで耐水ペーパーでみがきます。表面の傷が消えて滑らかになりました。しかしまだ透明感がありません。

そこでクリアパーツ特有の質感を取り戻すためにさらにコンパウンドでみがきます。まだ、細かい、すごく細かい傷がついている状態です。この細かい傷をとるためにコンパウンドでさらに表面を平らに削るわけです。削る＝みがくです。このコンパウンドは外見から想像される通りチューブ歯みがき粉みたいな感じのペーストです。柔らかい布にコンパウンドをほんの少しつけてこすります。このくらいの小さいパーツなら布のかわりにテッシュでも大丈夫です。布は専用のものが販売されてますがやわらかい綿でも大丈夫です。捨てるTシャツとか。フェルトなんかもいいと思います。

みがいて、みがいて、簡単にここまで綺麗になります。傷がついたフロントウィンドなどもこの要領で綺麗にできます。クリアパーツが綺麗になるとぐっとよくなります。もし機会があればやって見てください。フロントとサイドウインドウは透明プラバンで作り直そうかと思っています。みがいていません。